阪神淡路大震災 20 周年事業

加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸 2015

「被災地発 未来へ拓く街づくり」(トークセッション)

タイトル:被災地発 未来へ拓く街づくり(トークセッション)
日時:1月11日(日)13:00〜15:00
会場:KIITOホール(1F)


トーク:松村豪太(石巻)、上田假奈代(西成)、吉富志津代(長田) 
モデレーター:藤野一夫

 
東日本大震災は、超少子高齢化社会の未来を一瞬にして先取りした。東北地方の人口流失は一気に加速。壊滅した街とコミュニティの再生は、日本の将来そのものの課題だ。文化面での震災復興や格差化するコミュニティにおける社会包摂に取組むエキスパートが「未来へ拓く街づくり」を語る。

松村 豪太 
1974年 石巻市生まれ。一般社団法人ISHINOMAKI2.0 代表理事。大学院修了後バーテンダーなどを経て、地元石巻でスポーツを通したまちづくり活動を行う。自身も被災するも震災直後から泥かき、仮設団地のコミュニティー形成などに奔走し、石巻中央部の復興活動の中心的な役割を担う。ISHINOMAKI2.0の発足後は復興に留まらないアイデアを次々と実行に移し、まちの内外の様々な立場の人々をつなぎながら石巻のバージョンアップを目指す。2012年度グッドデザイン賞復興デザイン賞・第4回地域再生大賞特別賞受賞。

上田 假奈代(詩人・詩業家)
1969年生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読、20歳代から詩のワークショップを手がける。01年、詩業家宣言を行い、03年ココルームをたちあげ「表現と自律と仕事と社会」をテーマに社会と表現の関わりをさぐる。西成区(釜ヶ崎)でカフェ・ココルームを運営。NPO法人ココルーム代表。大阪市立大学都市研究プラザ研究員。http://www.cocoroom.org

吉富 志津代 
中南米の領事館秘書を経て、阪神・淡路大震災後は、多言語環境の促進や外国にルーツを持つ青少年育成のための活動を切り口に、多文化共生社会の実現にむけた外国人自助組織の自立支援活動に従事する。大阪大学グローバルコラボレーションセンター特任准教授、NPO法人多言語センターFACIL理事長、NPO法人エフエムわいわい代表理事など。また、震災時は多くのボランティアによって行われていた通訳・翻訳の活動分野をコミュニティビジネスに発展させるために、「多言語センターFACIL」を設立。現在、通訳・翻訳をベースに、地域社会と外国人コミュニティをつなぐため、さまざまな事業を展開している。